■有効数字と桁のなるへそ(!)  

新入所員の顔はじめ 僕、数字なかなか覚えられないんですけど・・・。
どうしたら覚えられるのでしょうか?

主任員の顔ナナ じゃー、昨年1年間で生まれた赤ちゃんはどのくらい?
新入所員の顔はじめ エッ!わ・か・り・ま・せ・ん・・・・。
主任員の顔ナナ ぜんぜん分からないノ?  じゃーカンで当ててみて!
新入所員の顔はじめ ウゥ・・・。30万人
主任員の顔ナナ ぜんぜんハズレ!!!
新入所員の顔はじめ ガーーン
主任員の顔ナナ ねーねー日本の人口ってどのくらい?  前回教えたわよネ。
新入所員の顔はじめ えっーーと、、、、確か1億2千7百・・・、・・・。
主任員の顔ナナ エライッ!     覚えてるじゃないの。
だいたいでいいのヨ。そうネ。大雑把に1.3億人としましょうか。
ところで平均寿命はどのくらい?

新入所員の顔はじめ 80歳ぐらいだったと思います。
主任員の顔ナナ ということは、人口が1.3億人で、平均寿命が80歳ぐらいだとすると、赤ちゃんはどのくらい?
新入所員の顔はじめ そっか。ということは、1.3億を80で割ると、だいたい160万人ぐらい?
主任員の顔ナナ いいセンついてきたわネ! そういうセンスが大切ヨ。
でもネ。最近は少子化の傾向で110万人に減ってきたのヨ。

所長の顔所長 はじめ君も少し分かってきたようじゃナ。でも最初の30万人はいかんナ。 ちょっと考えれば、少しは近くなってくるだろ。誰でも数字を全て覚えておくのは無理だから、大雑把に覚えておけばいいんだヨ。

新入所員の顔はじめ エッーーーー。細かく覚えなくていいんですか?  大雑把???
所長の顔所長 覚えるにこしたことはないけど、そもそそ数字は生きているから日々変わるだろ。しかも最近は 正確な数字はインターネットですぐ調べられるからナ。
大雑把といったが、厳密に言うと「有効数字2桁」を覚えておけば十分じゃ。

主任員の顔ナナ 有効数字2桁ってことは、日本の人口だったら1.3億人と覚えるってことネ。
新入所員の顔はじめ そういえば1.3×10の8乗なんて表現を習ったような・・・
所長の顔所長 そういうことじゃ。まずは、大雑把に数字を捉えることが重要じゃ。逆に「桁違い」はやっては いかんゾ。
さっきの30万人というようなレベルならば、そもそも人口の傾向をまったく理解をしてないことになるが、 桁があっていて160万人という答えならば大雑把には理解していて、最近の動向を知らなかったというレベルじゃからナ。 現に昭和の頃には160万人のときもあったようじゃからナ。

大切なのは、「桁違いはしてはならない」、「大雑把(有効数字2桁)に数値をおさえる」ことじゃ。

赤ちゃん以外にも死亡者数や婚姻・離婚件数などが、厚生労働省から人口動態統計として 報告されているから、こちらも参考にしてみるとよいじゃろう。
平成16年 人口動態統計の年間推計(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei04/index.html)

それと、代表的な数字を下の表に整理したみたので、これも参考にして欲しい。
この表は列が左から順に10倍づつになっているのがポイントじゃ。

表にしてみると、出生数と総人口はほぼ同じ数字で2列右が総人口だから、100倍以上ということになるし、逆に出生数は総人口 1%にも満たないということだナ。また縦に注目すると、出生数と死亡者数にほとんどかわりはないし、婚姻件数の 1/3以上の数で離婚件数もあるってことじゃ。
この表は今後もよく使うからよく理解しておくようにナ。



1000 1万 10万 100万 1000万 1億 10億 100億 1000億 1兆 10兆
1.3
総人口
1.1
出生数
1.0
死亡数
7.3
婚姻件数
2.7
離婚件数



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