■基準と相対のなるへそ(!)  

新入所員の顔はじめ あのーーー。数字の覚え方は分かったのですけど、大きな数字になると実感がわかなくて。
前回の赤ちゃんの110万人もそうなのですが、数字だけだと覚えにくいんですけど。
何かいい方法ないでしょうか?

主任員の顔ナナ 数字だけみてちゃダメよ。何か比較の対象があるとわかるんじゃない?
新入所員の顔はじめ そういえば、よく東京ドーム何倍分とか、お札を積み重ねたら富士山の何倍とかよくありますネ。
でも僕、東京ドームも行ったことないし、富士山も登ったことがないんです。だからとにかく「たくさん」という印象はあるんですけど、 実感っていわれると・・・。

主任員の顔ナナ それは当然ヨ。特に宣伝する側は「すごーーーーく広い」とか「すごーーーーい大金」とか をアピールしたいからネ。
新入所員の顔はじめ えッ!。そうなんですか。
主任員の顔ナナ だから、実感をつかむためには、自分なりの基準を持つことが大切よ。
   自分が実感をつかめる基準をもつこと。
   その基準との相対で捉えること。
そうすれば、数字の実感がつかめるわヨ。
新入所員の顔はじめ じゃー、具体的に赤ちゃんのケースはどうすれば実感がわくんだろうか???
主任員の顔ナナ はじめ君の出身地はどこ?
新入所員の顔はじめ 和歌山県ですけど。
主任員の顔ナナ どんピシャね。ちょうど和歌山県の人口が107万人(H12年の国勢調査結果)なのよ。
新入所員の顔はじめ えっーーー! そうなんですか。和歌山県の人口と同じくらいの赤ちゃんが、毎年生まれてるってことですネ。赤ちゃんの数が多いとも感じるし・・・。和歌山県の人口が少ないようにも感じますが・・・

主任員の顔ナナ 和歌山県のどこなの?
新入所員の顔はじめ 和歌山市です。
主任員の顔ナナ 和歌山市は39万人だから、和歌山市の3倍弱ってことね。
新入所員の顔はじめ 県と同じくらいで、市の3倍弱ってことかなんだ。
所長の顔所長 だんだん実感がつかめてたようじゃノー。
要するに自分の実感がつかめる基準をもって、そことの比較をすれば、
実感がわく数字になるってことなんだヨ。

人数については、自分の住んでいる場所の人口などを比較対象にするとわかりやすいゾ。
人口に関しては、政府で5年に1回国勢調査をしているからその数字を参考にするといいだろう。
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/index.htm(2002年のデータを使用)

  また、基準として考えやすそうな都道府県や市町村も挙げてみたから、これをもとに自分自身の基準を考えてみることじゃナ。ついでに世界の人口も入れてみたいワイ。 (世界の人口は2000年のデータ)

主任員の顔ナナ どう?わかってきた?
新入所員の顔はじめ わっっかりました!!!
毎年生まれてくる赤ちゃんだけじゃなくて、他の数字も同じように考えればいいんですネ。

主任員の顔ナナ そうよ。例えば50万人っていったら?
新入所員の顔はじめ 新潟市と同じくらいで、和歌山県の半分弱で、福岡県の10分の1ってことですか。
主任員の顔ナナ そうよ。全部を覚える必要はないから、自分なりの基準とその基準と比較して、何倍とか何分の1とかにすると わかりやすいわよ。覚えやすそうな基準を赤字にしておくネ。
新入所員の顔はじめ これで、人数はばっちりですネ。


対象 1万 10万 100万 1000万 1億 10億 100億 1000億 1兆 10兆
市町村 8.1 世田谷区
6.1 足立区
5.5 鹿児島市
5.0 新潟市
4.6 金沢市
4.0 岐阜市
3.3 高知市
3.3 所沢市
3.0 那覇市
3.0 青森市
2.0 小田原市
2.0 岸和田市
1.0 室蘭市
1.0 保谷市
3.4 横浜市
2.6 大阪市
2.2 名古屋市
1.8 札幌市
1.5 神戸市
1.5 京都市
1.3 福岡市
1.2 川崎市
1.1 広島市
1.0 仙台市
1.0 北九州市
都道府県 8.8 大阪府
8.5 神奈川県
7.0 愛知県
6.9 埼玉県
5.9 千葉県
5.7 北海道
5.0 福岡県
3.0 茨城県
2.0 栃木県
1.5 長崎県
1.1 和歌山県
1.0 香川県
1.2 東京都
世界 5.9 イギリス
5.9 フランス
8.2 ドイツ
4.7 韓国
3.0 カナダ
1.9 オーストラリア
1.0 ギリシャ
1.3 日本

2.9 アメリカ
2.1 インドネシア
1.7 ブラジル
1.6 ロシア
6.1 世界

1.3 中国
1.0 インド



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