【第3号】リンゴとミカン



   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ■ なるへそ数字雑学 ■     第3号(2005/02/10)
   --------------------------------------------------------------
       なるへそ数字ラボがお届けする、数字がわかるメルマガ
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   こんにちは!なるへそ数字ラボのジュテンです。
   昨夜のサッカー、ワールドカップアジア地区最終予選、
   日本×北朝鮮の試合、燃えましたね〜。
   関東地区の視聴率は47.2%で、テレビ朝日では歴代最高視聴率を
   記録したようです。
   
   
   ■■今日のテーマ:リンゴとミカン、どっちが多い?■■
   
   
   では早速、「なるへそ(!)数字ラボ」でのやりとりをちょっとのぞいてみま
   しょう!
   登場人物は、発行Webサイトのプロフィールを参考にしてください。
   http://home-m.com/naruheso/
   
   
   ------------------------------
    ★ 本日のなるへそラボ ★
   ------------------------------
   
    ナ ナ:はじめ君、リンゴとミカンのどっちが好き?
    はじめ:ミカンですヨ。なんてったって和歌山出身ですから。
    ナ ナ:あっ、そっか。はじめ君は和歌山の出身だったわね。
        ということは、リンゴよりミカンを食べることが多いわけね。
    はじめ:もちろんですよ。
    ナ ナ:じゃあ、次の質問!
        リンゴとミカンの収穫量はどっちが多いか知ってる?
    はじめ:うっ、収穫量ですか・・・。
        えーーっと、やっぱりミカンだと思います!
    ナ ナ:はじめ君、そういうのをヤマ勘って言うのよ。
   
    所 長:農林水産省のホームページによると、ミカンの収穫量の方が多いゾ。
        ミカンの収穫量が1,131,000tなのに対して、
        リンゴの収穫量は925,800tとなっておる。
        はじめ君の勘もたまには当たっておるわい。
    はじめ:やったー!
   
    ナ ナ:いつまでも勘に頼っているようじゃ、数字ラボにいる意味がないわよ。
    はじめ:でも、113万tって多すぎて想像できませんネ。
    ナ ナ:そういうときにはどうするの?
    はじめ:多すぎるときは・・・。そっか一人当たりに計算してみるってこと
        ですよネ。
        えーーっと、ミカンの1,131,000tを1億2700万人で割って・・・
        えー、えー、だいたい9kgです。リンゴは7kgっですネ。
        か〜んたんじゃないですか。(エッヘン)
    ナ ナ:簡単な割り算なんだから、出来て当たり前。威張る必要なし!
        ちなみに世帯当たりで計算すると、ミカンは約24kg、リンゴは約
        20kgになるのよ。
        いずれの数字も、ジュースなどの加工品に使われる量を含んでいる
        から、実際に食べる量はもう少し少なめってことね。
    はじめ:へぇーーー。ミカンの方が圧倒的に多いと思っていたけど、こうし
        て数字を比較してみると、そんなに大きな差とは言えないな。
    ナ ナ:そのとおり!
        収穫量の数字ではピンとこなくても、一人当たりとか世帯当たりに
        直して考えれば、実感できるでしょう。
    はじめ:はい、勉強になりましたっ!!
   
   ------------------------------
    ★ 数字のおさらい ★
   ------------------------------
   
   農林水産省のホームページによると、平成14年度の収穫量は、
   以下のように記載されています。
   
   ■ミカンの収穫量:1,131,000t
   ■リンゴの収穫量: 925,800t
   
   収穫量の上位3県を都道府県別にみると、
   
   ■ミカン
    1位:愛媛(15.9%)
    2位:和歌山(15.4%)
    3位:静岡(12.6%)
   ■リンゴ
    1位:青森(52.7%)
    2位:長野(20.9%)
    3位:岩手(7.0%)
   
   となっています。
   
   「くだもの」と聞いて、真っ先に思い浮かべるものにバナナがありますが、バ
   ナナの輸入量は936,000tで、ほぼリンゴと同じくらいと考えてよさそうです。
   また、ぶどうの収穫量は231,700tと、リンゴやバナナの4分の1ぐらいに当たり
   ます。イチゴの生産量はぶどうよりもさらに少ない215,000tでした。
   大雑把にぶどうを基準に考えると、
    ぶどうとイチゴがだいたい同じ。
    ぶどうの4倍がリンゴとバナナ。
    ぶどうの5倍がミカン。
   
   もしかしたら、家計を預かる主婦の方々に聞いたら、案外、簡単に答えが返っ
   てくるかもしれません。家計簿に記入されているリンゴやミカンの代金から、
   家庭(世帯)におけるリンゴやミカンの消費量がわかるはず。それらを平均値
   としてとらえ、単純に世帯数を掛け合わせれば、概算とはいえ、あながち的外
   れとは言えない数字を導き出すことができるかもしれません。
   
   (参考)
   ■バナナの輸入量:936,000t
   ■ぶどうの収穫量:231,700t
    1位:山梨
    2位:長野
    3位:山形
   ■イチゴの生産量:215,000t
    1位:栃木
    2位:福岡
    3位:熊本
   
   ------------------------------
    ★  参考にしたサイト  ★
   ------------------------------
   
   ・農林水産省 グラフと絵でみる食料、農業
    http://www.toukei.maff.go.jp/dijest/kudamono/kudamono.html
   
   ・財務省貿易統計(バナナの輸入量)
    http://oyt.nmai.org/geppo/1503/yunyu1503.pdf
   
   ・「しまばらだより」(イチゴの生産量)
    http://www.nagasaki.info.maff.go.jp/chiikicenter/shimabara/senntadayori/2gatu28gou.pdf
   
   
   
   ■■編集後記■■ 
   
   和歌山から届くミカンは、いつも10kgの箱入りでした。ワンシーズンに2回
   ぐらいは届けてもらっていたので、当世帯では20kg程度は消費している計算
   になります。こたつに入ってミカンを食べるには、今が一番いい季節ですね。
   
   ご意見・ご感想をいただけると、励みになります。
   気になる数字を見つけた方も、ぜひご一報ください。
   よろしくお願いします。
   
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
     ■ なるへそ数字雑学 ■     第3号(2005/02/10)
   --------------------------------------------------------------
   ■発行・運営:なるへそ(!)数字ラボ
   ■発行サイト:http://home-m.com/naruheso/
   ■ご意見・ご感想:naruheso@home-m.com
   ■メルマガの登録・解除:http://home-m.com/naruheso/
   ■お願い:本誌利用によって生じた結果に関しては一切の責任を負いません。
   Copyright(C)
   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




ドット 「なるへそ(!)数字ラボ」に戻る



Copyright (C) 2005 Juten, All rights reserved.